雨に濡れても

「台風〇号が北上中」の予報ののちには気づくとどしゃ降り…といったように洗濯物が天気に左右された9月も終わり、10月に突入しました。しかし、近年は10月以降に上陸する台風が増加傾向にあるそうで、まだ気が抜けなさそうです。

取材当日、行きの新幹線から見えた虹。上から何だか不穏な雲が…。


そんな9月の初旬、マスク完全装備で徳島県美波町に取材を敢行しました。不運にも取材前日は台風が接近中で、下宿先までの道のりで驟雨に散々降られました(笑)。打って変わって翌日はよく晴れていたので、美波町役場のある日和佐駅周辺を散歩してみることに。

日和佐駅東方の小高い丘の上の「日和佐城」が見下ろす美波町は、住宅街の所々に瓦屋根の家が建っていたり、潮風の匂いがしたりと、歩いているだけで風情がありました。

(上)朝の日和佐駅付近。瓦屋根造りが文化を感じさせます。(下)港の水面は陽の光が反射したり水の底が透き通っていたりしていました。

帰りの電車へ急ぐ道すがら、「大浜海岸」「うみがめ博物館」(日和佐うみがめ博物館カレッタ)の標識に遭遇。

コロナ禍である現在、外出しにくい状況が続いており、一人ひとりが「新しい生活様式」の模索段階にあるかと思います。人が集まり「密」となる場所は感染リスクが高まります。一方で、世間では東京ディズニーランドが解禁されたり、「GoToトラベル」「GoToイート」といった消費・需要喚起のキャンペーンが始まったりと少しずつ経済の動きが戻って来つつある状況でもあります。

ちょっとした遠出においても、新たな楽しみ方を知ることがウィズコロナの時代の息抜きのポイントとなりそうです。