首相交代とユーストリームとツイッター

今日、民主党で代表選が行われた。その様子をユーストリームでリアルタイムに視聴し、ツイッターでコメントをつぶやいた。

政党の代表選をナマでダラダラ見られるなんて、便利になったモノである。コメントまでできる始末。まあ、つぶやきなので、内容のあるコメントは少ないが、それでもパソコンの前で次の首相の行方を気にする何万という人間たちと、ある種の思いは共有できる。

ただし、なんだかモヤモヤしたものが残る。

さて、何が言いたいのか。それは次の通りである。結局ユーストリームで代表選を見、ツイッターでコメントをつぶやいたところで、野次馬に過ぎないということだ。新聞で見るか、テレビで見るか、パソコンで見るか、その方法が変わっただけ。テクノロジーの進化がリアルタイムな野次馬を無限に増殖させている。もちろん、リアルタイムなコミュニケーションを活用して、様々な議論を行っている人間もいるだろうが、たぶんごく少数だろう。

この調子では、政治は変わらない。政治を変えるには、政治家を変えるのではなく、政治家を選ぶ国民が変わらなければならない。高橋源一郎が「政治家に政治を丸投げではダメだ」といみじくもツイッターで語っていたが、その通りだ。馬鹿な政治を行わせないためには、国民自身が政治に対してもっと意識的になる必要がある。

すべきことは、ネット上やお茶の間での批判ではく、具体的な策を話し合い、行動を起こすことである。ではどんな行動を起こせばいいのか。それはまた今度考えよう…

SY